傷んでしまったクリア層のないソリッドカラーの復元方法
- forzacornesmi164
- 2月22日
- 読了時間: 4分
更新日:2月26日
今回は塗装の上にクリア層の無い(最近の車は殆どクリア層があります)、アルファレッドと呼ばれるカラーのアルファロメオ・スパイダーに施した外装の復元事例です。

最近の車はメタリックでもソリッドでも塗装の上には透明のクリア層があるのですが、ネオクラッシックと呼ばれる20年以上前の車ではソリッドカラーの場合、クリア層がない車種がたくさんあります。
クリア層がある塗装の場合、一旦クリア層が傷んでしまうとポリッシュ作業ではどうにもならない(白ボケ)ケースが殆どで白ボケが始まった場合は遠くないうちにクリアが剥がれてきますので、その場合は板金塗装で修復しなければ直せません。

ですがクリアのないソリッドカラーの場合、限度はありますがポリッシュ作業で塗装表面を削り傷んでいない部分の塗装が出せれば驚くほどキレイになる場合があります。
ですがそれには大きなリスクを伴うので磨き業者に依頼しようとしても殆どは引き受けてもらえないと思います、もし引き受けてくれたとしても失敗したら板金塗装ですよ、もちろん業者負担で。
普通は引き受けてもらえないのはそういう理由があるからです。
ですがそういった車両を数多く手がけているEPWではまずお車を見せて頂き、復元出来ると私が判断した場合のみリスクを承知で引き受ける事にしています(もちろんお断りしなければならない場合もございます) 全塗装をすれば新車のようにキレイになるのは分かっていますが、全塗装は非常に高額になる(100万円前後の中古車が余裕で買えてしまう)のでユーザーはなかなか踏み切れないものです。
ですがポリッシュ作業で劇的にキレイに出来るのであれば通常の料金でお引き受けしているのでお客様にとってはかなりお得になります(代わりに私が劇的に大変になるんですが)
もちろん新車のようにとはいきません、現状でかなり傷んでみすぼらしくなってしまっている外装を10〜20年若返らせるといった目標を立てて作業します、車は外で見ないと分かりません、ライトアップされたガレージで見ても良し悪しは分からないのです。
ですから外で見た時にボロく見えない、キレイにしか見えないように仕上げていきます。








この車は生産から20年以上経っているんですが再塗装をしていないオリジナルカラーです、自動車業界では再塗装をされた車より、キレイなオリジナルカラーの方が価値が高いとされています、ですから多少のスクラッチが残っていたとしても、外で見た時には殆ど分からない状態までしか敢えて戻していないのです。
徹底的に追い込んで磨いてしまうと、何年後かに多少の痛みが出た場合に再度手を入れられる余地をワザと残してあるのです。
仕上げ中は何度も外に出して太陽光の下ではどう見えるのかの確認を行いながら作業していました。
そうして出来上がったスパイダーは太陽光の下で見ても鮮やかなアルファレッドに戻り、ピニンファリーナデザインが引き立つ車に生まれ変わりました。

山形の置賜地方(米沢市・長井市・南陽市と高畠町・川西町・白鷹町・飯豊町・小国町のことを言います)にあるガラスコーティングの専門店のエモトポリッシュワークスですが、実は、お客様は他県からの方も多く、最も遠方の岡山からのお客様をはじめ、東海地方や関東からのお客様からも多くご依頼いただいております。もちろん新しい車も比率としては多いのですが、ネオクラシックカーやクラシックカーのご依頼が多いのも、デリケートな自分の車を安心して預けられるかという点も大きいのだと思っており、その信頼にこれからもお応えできるよう、車も腕も磨いていきたいと思っております。



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