EPW開業前に仕上げたシトロエン XM
- forzacornesmi164
- 2月14日
- 読了時間: 4分
更新日:2月14日

エピソード
このシトロエンXMを仕上げた時、私はまだ会社員で休日と終業後に今とは全然違うファクトリーというより工場(こうば)でせっせと作業をしていました、この1年後にEPWとしてスタートする事になるのです。
このXMの前に同じカラーのXMを手がけていたんですが某SNSで私とも繋がっていたこの2台のXMオーナーはメンテナンスガレージが同じという事でした、なので既にXMを手がけていた事を知っていたこのXMのオーナーから依頼があり引き受けました、もちろんまだ本業ではありませんから材料費プラスアルファ程度の料金で。
そして山形に持ち込まれたXMですがお世辞にも程度がいいとは言えないボディの状態で、ボディ全体に擦り傷や激しいスクラッチがあり、ボンネットやフェンダー、ドアで劣化具合が違う上に色味まで各パネルで全然違う状態でした、要ははっきり言ってボロかったんです(笑)

ですがオーナーにとっては大切な愛車です、とにかく擦り傷やスクラッチを極力消して、パネル毎に色味が違う部分は磨き方を調整しながら目の錯覚を使ってぱっと見ではわからなくなるように作業しました、くすみまくりだったリヤのガーニッシュやエンブレム周り、テールランプも磨いてスッキリさせれば少なくともボロくは見えなくなるはず。
とはいえ、そう簡単に出来るわけもなく、毎日ボディと睨めっこしながら少しづつ仕上げていました、もちろん平日は仕事でしたから終業後から遅くまでの作業になります、休日は朝早くから夜遅くまでの作業で、照明も今とは全然違いますから投光器で光を当てたりしながら確認していました(今じゃ考えられません)
とにかく色味が合わない部分を極力目立たなくさせる事に全力で取り組んでいました。








ボディ全体がそんな感じですから、色味が合うように磨くと言っても一筋縄には行きません、何度も何度もしつこく確認しながら作業するので普通に磨くよりはるかに時間がかかります。
もちろんウイングも取り外して同様に仕上げています。
そしてくすみまくりで輝きがないリヤガーニッシュやテールランプも磨いてリフレッシュして行きます。

そしてようやく完成したXM、入庫当初とは別の車のようになりました、とはいえ塗装をしたわけではないので新車のようになった、とはとても言えませんが(当時)22万キロ路上を走ってきたのですから多少の痛みは仕方がない、それよりもその車なりのヒストリーが感じられる方が素敵だと思いませんか?
それでも相当キレイになったのは事実で、引き取りの際にオーナーの奥様がまず食い付いてとても嬉しそうな笑顔になったのが私としてはとても嬉しかったです。



そして仕上がったOさんのこのXMを後日イベント?で見たオーナーが『誰が仕上げたの?教えて!』となったようでいきなり私にメッセンジャーで連絡があり、日本未導入でエレガントな本国カラー、ブラウンカストールに全塗装されたあのXMを手がける事になるのですからご縁とは面白いものですね。



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