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山形県川西町からご入庫頂いたルノー・カングー

  • 執筆者の写真: t k
    t k
  • 1月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:2月15日

山形県在住のH様からご依頼をいただいたピンクのカングーです。

ピンクというより真っ白?な感じで届いたカングーでしたが...


無事に仕上がった時には肩の荷がおりました。
無事に仕上がった時には肩の荷がおりました。





この車両は二代目カングーの初期モデルで、ピンクの外装は日本のみ30台限定で販売された非常に珍しい車両になります。 ですが実際に車両を見てみるとソリッドのパステルピンクの塗装は紫外線による塗装の劣化が激しく、チョーキング(塗装が粉を噴いたような状態で相当な色褪せが見られました)も酷く、どこの磨き屋さんに持って行ってもほぼ100%断られるであろう状態でした。




普通なら問答無用で全塗装後の仕上げになるのですが、ソリッドカラーでクリアが塗られていないので痛んだ部分の塗装を磨いて痛んでいない部分の塗装が出せれば鮮やかなピンクに戻る可能性がありました。 しかしそれには相当なリスクがあります、痛んでいない塗装まで磨きにより塗装表面を削る訳ですから一歩間違えば簡単に下地が出てしまうからです、また、パステルピンクの性質上、大きな色ムラになる確率も高い為引き受けるかどうか悩みましたが、全塗装は非常に高額になるのでオーナーはなかなか踏み切れないものです。 ですが磨きによって蘇るなら全塗装よりも遥かに安く仕上げられます、そこでオーナーとディスカッションを行い、万が一下地が出てしまっても責任を持てない事などを十分に理解して頂き、オーナーから了承が得られたのでG/W中でしたが引き受ける事にしました。


でもそこからは本当に泣きたくなるほど大変で、塗装膜厚の5〜6割をボディ研磨で削らなければならず、下地を出さない&色ムラが極力出ないように研磨作業を行わなければならない為、通常は1回目の磨き作業は1日で終わるところをこの車両に関しては4.5日もかかってしまいました、それも毎日13時間以上磨いてです(汗)


その甲斐あってピンクだか白だかわからないほど劣化していたボディが鮮やかなピンクに戻り、ご納車(引き取り)時に車両を見たオーナーにとても喜んでもらえたのでそれまでの苦労が吹き飛んでしまいました。

もちろんとても無理な場合もあるのですが、オーナーに寄り添い、オーナーに喜んでもらえるならそれもEPWの役目だと思うようになりました、カスタマーの笑顔が見られるならどんな苦労もプライスレスです。

それからは、「こんなに綺麗になるならウチのも...!」と、ご依頼が続き、同じような状態の車両を何台も引き受けて勝手に苦労する事になるのですが…。






 
 
 

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